週間天気予報では雨（高山村では雪！）の予報が出る中、どうなることか。。。との心配も少しありましたが、当日は曇り。昼頃には日差しや青空も出てきてある意味、4月の高山村らしい、花冷えの中のライブとなりました。

高山村のシンボル、そしてKimidorifarm&kitchenの干し芋やビーツパウダーのパッケージでもおなじみのミナミヤマをバックにライブが行われました。

オープニングは北軽井沢の「シンガーソングファーマー　山人∼yamanchu∼」さんのファーマーらしい「キャベツの歌」から始まり、同時に吾妻青年農業者の会主催のファーマーズマーケットも開店いたしました。

今回のイベントでは普段はマルシェや対面での販売をあまりすることのない農家さん達も参加してくださり、たくさんの農家さんの素顔を見せて頂きました。とても寒く、冷たい風が吹く中でしたが、みなさん暖かい笑顔で「雨がなくてよかったよ！」。　その笑顔に作物や地域は違えども、みんな常日頃から天気と密接な関係にある農業をしている方たちなんだな・・・と改めて思いました。

イチゴ、キャベツ、ウド、ネギ、梅干し、ソーセージ、クレープ、りんご、ほうれん草、桜梅、花苗、手作りパン、調味料、お惣菜、コーヒーに陶芸品・・・出店農家さんそれぞれの逸品を見せて味見させて頂き、愛情を感じ、私たちも頑張ろう！と活力を頂きました。

そして、野上朝生（Key）さんと栗原晋太郎さん（Sax)によるジブリジャズ。

観客席は野菜収穫用のコンテナ、スピーカーの下にもコンテナ。そして、楽器の下に敷いてあるのはなんと茣蓙！！！栗原さんも「農家さんとのコラボならではですね！」と笑っていらっしゃり、暖かい雰囲気でした。　

リハーサルの段階からピアノとサックスの音の伸びやかさ、山に響く音色にワクワクが止まりませんでした。

そして「となりのトトロ」から始まったライブは寒さも忘れるくらいの響きと迫力！！つい体が揺れてしまう、楽しい音色でした。小さい子供達が芝生の上で楽しそうに踊っていてとても可愛かったです。個人的に私は音楽には詳しくありませんが、純粋に楽しくて、動きたくなっちゃう、型にはまらない自由な空気が漂う、そんなライブでした。　途中何度か「ネコバス」が通過したかな、という瞬間がありましたが、高山村にはトトロ達もいそうな雰囲気があるのでなんだかそれもまた自然でした。今回演奏して下さったお二人のジブリの音楽をジャズアレンジした大ヒットアルバム。なんとこちらのリンクからもお聴き頂けます⇨ALL THAT JAZZ 

そして自由参加で行われた「春の餅つき大会」

蒸かしたもち米を桜色に色付けしながらの餅つきでした。色付けにはKimidorifarm&kitchenのビーツパウダーを使用したのですが、徐々にお餅がピンクに染まり、臼の中が春めいていくのがステキでした。お餅は弾力がありながらもお米の味がやわらかく、食べやすく、つきたてならではのおいしさ。しかも、きな粉と「あすなろ工房」さんの調味料つけ放題でした。お餅と「ゆず糀みそ」に子供たちが大喜びでした。

当日は高山村の村長による「村長そば」も振舞われ、美味しいものに溢れたイベントになりました。

また、今回は初の「わらしべライブ」という事だったのですが、ご来場頂きましたみなさま、たくさんの「お気持ち」をありがとうございました。

生憎の寒さでしたが、ライブやマーケットで楽しい時間を過ごして頂けていたら幸いです。　

今回このイベントを主催したAYATORI（アヤトリ）は「『農』の絆で地域を元気に！」というコンセプトで活動している吾妻郡の青年農業者を中心に活動している有志の会です。野菜農家、酪農家、花卉農家・・・多様な農家のあつまりです。　興味のある方はぜひご連絡ください。