2019/03/19 16:36

先日、滞在中WWOOFerさんが「フレンチナイト」を開催してくれました。

 

メニューはクロックムッシュ(croque-monsieur)とビーツフムス。トマトのサラダとワインとちょっとチーズ。

 

WWOOFerさん曰く「フランスの地下鉄で流れているような音楽」が流れる中、みんなでいっしょにいただきます。

 

クロックムッシュはカリッとサクッと、しっとり濃厚。とっても美味しくて、乳製品が苦手な息子も「これならいつでも食べられる!」と慣れないナイフとフォークでも投げ出さず、お代わりリクエストをし続けました。

 


ビーツのフムスはなぜ今まで食べてこなかったの!?と思うほど癖になる味でした。もともとは中東の広い地域で食べられている料理で、ディップのような、マッシュポテトのような見た目のペースト状の料理です。

 


2人はここにビーツを入れて、目に鮮やかな一皿にしてくれました。 ビーツの綺麗な色、ひよこ豆とビーツの甘さ、ニンニクとレモンのパンチが最高の組み合わせでした。これをニンジンやセロリなど野菜スティックにつけてぽりぽり・・・。次はトーストにつけて・・・また野菜・・・とエンドレスコース。 フムスのベースはひよこ豆なのでなかなかお腹にたまります。ホームページにレシピアップしたので、ぜひお試しください!


ラダはトマトにバルサミコ酢と塩とオリーブオイルでできたシンプルなサラダ。濃厚な2品を爽やかに調えてくれるナイスな脇役でした。


ドレッシング、というと、いろいろ入ったもの、凝ったものを使うのが主流になっているような風潮がありますが、シンプルな酢・オイル・塩で食べるサラダは野菜の味が活きて乙なものです。トマトが旬になった頃、同じドレッシングで食べるのが楽しみです。

 

ところで、フランスは世界の中でもトップクラスに食事の時間が長いそうです。 一日の話や食べ物の話、いろいろなことを夢中で話しながら食事の時間を交流の時間として楽しむため必然的に長くなるそうです。 たしかに、この夜、食べ物のこと、作り方の話、次に作りたい料理の話(餃子!)、フランスの話、日本の話、と話題が尽きませんでした。笑いが尽きず、大人も子供も楽しいひと時でした。

 


今回の「フレンチナイト」で、特別な場所に行かなくても、美味しい物があると、やさしい気持ちになり、ここちよい空間が作れるんだと改めて感じました。そして、そんなうきうきする連鎖を起こせる、美味しい野菜を作りたいと改めて思うとともに、時間に追われることが多い毎日ですが、これからお花見の季節。食べ物に向き合い、美味しい物を囲んで、改めてゆっくり楽しんで食べたいと思いました。

 

ところで、今年はWWOOFのホストになって9年目となります。 WWOOFとは「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」を交換する仕組みです。(詳しくは→WWOOF)  いつも素敵なご縁をつないで頂き、とても楽しい経験をさせてもらっています。始めた頃は日本人の方からの問い合わせがほとんど無かったのですが、最近次第に増えてきました。農業に触れてみたい方、田舎暮らしをしてみたい方、海外移住を考えている方・・・たくさんの方からお問い合わせ頂き、とても嬉しく思います。 もし機会がありましたら、ぜひ WWOOFを調べてみてください。日本全国にホストさんがいるので、きっと素敵な出会いがありますよ。 

 

そして、Kimiforifarm&Kitchenでも積極的にWWOOFerさん受け入れ中です☆