2019/07/10 21:10

高山村の幼・小・中の給食は村内の学校給食センターで作られています。

 

その献立には、たくさんの特色があるそうなのですが、考えられた栄養バランスなどはもちろんですが、季節の地場野菜を積極的に取り入れる、行事食、世界の料理、群馬県の伝統食、全国の郷土料理を献立に取り入れる、というのがあるそうです。


お昼ごはんで季節と行事と地元食材、そして世界を感じられるなんて素敵ですね。


ちなみに、現在、Kimidorifarm&kitchenの子供達は幼稚園で給食を食べていますが、二人とも給食が大好きで、毎日おかわりして食べているそうです。

 

今まで、Kimidorifarm&kitchenでも、給食に「高山きゅうり」や「ニンジン」などの野菜を提供したことがあります。そして、ビーツも栽培を始めた当初から、「いつか地元の野菜として給食に使ってもらいたい」という気持ちがありました。


栽培開始当初はあまり認知度も高くなく、食べ方も評判もイマイチ・・・という野菜でしたが栽培を始めてから8年目の今年。ついに学校給食にKimidorifarm&kitchenのビーツが使われました!

 

今月の「世界の料理~ロシア~」

ボルシチ!です!! 今までトマトで赤くした「ボルシチ風」は献立にあったそうなのですが、ビーツを使ったのは今回が初とのことでした。 


昨日の高山村はストーブを点けたくなるほどの寒さだったので、温かいスープとても良かったのではないかな、と思います。

 

私たちは午前中からなんとなくソワソワ。 給食の時間くらいにはドキドキがピークでした。いつもセンターで作られる給食は美味しいと定評があるのですが、それでもビーツにはちょっとクセがあるので、子供たちがそれにどう反応するのかと考えたらドキドキしてしまいました。

 

子供たちは正直なのでさらにドキドキです。

 

2時過ぎに帰宅した幼稚園児たちにドキドキしながら感想を聞いてみると「美味しかったよ!」「みんなでおかわりしてたよ!」「人気だったよ」と嬉しい返事が。

 

あぁ良かった。

 

「手間と愛情をかけて調理」を特徴として掲げる高山給食センター。400人分近くのボルシチのビーツ、すべて手剥きで皮をむいてくださったそうです。さぞ真っ赤になったことと思います。。。

 

高山村の他の地場野菜と共に、地元に住む調理員さんたちの愛情たっぷりで地元の子供たちのために調理されたボルシチ。私も食べてみたかったです。でも、子供たちの喜んだ顔と嬉しい感想の声を聞けただけで大満足です。 

 

園主がぼそっと、自分の作った野菜を、自分の同級生が調理して、それをまた別の同級生の子供達が食べるっていうのは不思議なものだな。。。と言っていました。 


確かになんとなく不思議な感覚です。でも、小さい村ならではの良い不思議な感覚なのではないでしょうか。 

 

さて、今回ゲスト的な感じで給食にいれてもらったビーツですが、今よりさらに身近な食材となって、いつか給食食材にレギュラー入りできたらいいな、と思います。

 

7/9献立

くろしょくパン(メープル&マーガリン)

牛乳

チーズオムレツ

カラフルサラダ

ボルシチ

(・・・そしてブルーベリー少しついたようです。)