2019/09/18 15:34

台風15号により被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

連日テレビで報道されている現在の状況をみて、ただただ胸が痛むばかりです。被災された地域が一日も早く復興されるよう、心からお祈りいたします。


「記録的な」異常といえる気象が報道される回数が増え、また、「こんな年は初めてだ」とお年寄りの話を聞くたびに、不安な気持ちが募ります。

高山村でもここ数日の間に、ストーブを出したくなるような寒い日がありましたが、翌日はまるで夏日のような暑さでした。体も、作物もついていけない、そんな不安定な気候が続いています。

 

そして今日は霧のような雨が降り、ひんやりとした空気が漂っています。先日までは熱中症対策をしていましたが、今度は一転して、寒さ対策です。

 

農業は四季、そして季節の移ろいと共にあります。蜂の巣の位置でその年の台風の状況を予想したり、蟻の動きで雨を予想したり、草の丈や雪解けの様子など、人間よりも敏感な生き物や植物の動きから今後のことを予想したりもします。 

 

そして、今以上に虫や植物に季節を教えてもらっていた大先輩たちの話を聞くと、やはり昔とはだいぶ変わったな、という事が多いようです。 

 

今、地球がその長い時間の流れのなかで、どのようなステージにいるか詳しいことはわかりませんが、昔から詩に詠まれるような、穏やかで美しい四季をいつまでも愉しむことができるよう願ってやみません。