2021/03/16 09:04
冬の間、ひたすら寒空、寒風のなかサツマイモを干してくれていたハウスを、春夏秋仕様に模様替えしました。
まず、干し網をはずし、枠をはずし、下に敷いてあったシートを外します。
この、防草シート。冬の始まりには淵までピッタリきっちりと、うっかり風が入りこんだり、足が引っかかったりしないよう、端までしっかりと留めてあります。杭は容易には抜けません。それなのに、春になると杭が結構な高さまで突き出ている部分があります。 しっかり入った杭を浮かせるもの・・・それは他でもない、霜柱です。
踏んだらすぐに「パシャ」っと壊れるのに、じっくり、じんわり、ゆっくりゆっくり硬いものも上に押しあげます。不屈の精神を感じる気がします。
さて、一生懸命抑えていてくれた杭に感謝しつつ、今度は違う場所で活躍してもらうべく、片付けました。違う場所で驚くほどすぐに出番がくるので、今はゆっくり休んでもらいたいところです。
さて。まっさらに土がでたハウス。
土をほぐして、環境をととのえ、今度はさつまいもの種芋を伏せ込みました。
今回、ブログを書くにあたり、「伏せ込み」よりも分かりやす言い方が無いかと考えてみましたが、イマイチ見つかりませんでした。植える、でもないし、埋め込む、でもないし・・・寝かせる? なんだか違うなぁ。
もともと「伏せ込む」は、地下埋設物を敷設する作業のことだそうで、英語ではplanting は、laying-inというそうです。
うーん…百聞は一見に如かず・・・伏せ込み後のサツマイモは下記写真です。
伏せ込みは、サツマイモを横向きに置いて、ちょっとぐっと押し込む作業です。さつまいも界の地下埋設物。根を張って、養分を吸い取って地上に蔓を伸ばす。。。そんな、感じです。
さて、この伏せ込みは苗作りの作業で、しばらくすると、種芋から蔓がでてくるので、よいタイミングでその蔓をとって畑に植えます。こうしてサツマイモはどんどん増えていきます。
よい蔓がたくさん出ますように。
ハウスが春夏秋仕様になり、いよいよ新しいシーズンが始まるな!という気がします。今年はどんな年になるのか。。。平和でよい年になるよう祈ってやみません。
こちらのハウスで乾燥させた「皮付き丸干しのほしいも」。在庫限り販売しておりますので、ぜひどうぞご利用ください!